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COLUMN 不動産売却コラム

2024/07/10(水)

隣の家との境界線ブロック紛争を避けるための3つの確認方法

隣の家との境界線ブロック紛争を避けるための3つの確認方法

あなたは、不動産を購入したばかりで、隣地との境界線について不安を抱えているでしょうか。

境界線に関するトラブルは、思わぬところで発生し、穏やかな生活を脅かす可能性があります。
「せっかくの新居なのに、隣の家との境界線でトラブルになったらどうしよう…」
そんな不安を抱えているあなたのために、この記事では、隣地境界線に関する基礎知識から、トラブルを回避するための具体的な確認方法まで、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、隣地境界線に関する不安が解消され、安心して不動産を購入・所有できるようになるでしょう。

隣の家との境界線ブロック紛争の根源

□隣の家との境界線ブロック紛争の根源

隣の家との境界線ブロックを巡るトラブルは、よくある話です。
「隣の家との境界ブロックが古くなって傾いてきたので、新しく建て直したいんだけど…」
「境界ブロックは、自分たちの敷地内にあるから、勝手に壊して建て直しても問題ないだろう」
そう思って、安易に境界ブロックを壊したり、新しく建て直したりしてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
なぜなら、境界ブロックは、民法で「共有物と推定される」とされているからです。

1: 共有物と推定される境界ブロック
民法第229条では、「境界線上に設けた境界標、囲障、障壁、溝及び塀は、相隣者の共有に属するものと推定する」と定められています。
これは、境界ブロックが、隣接する土地の所有者双方にとって、共有物であると推定されることを意味します。
つまり、片方の所有者が勝手に境界ブロックを壊したり、建て直したりすることはできないのです。

2: 境界ブロックに関するトラブル事例
実際に、境界ブロックを巡ってトラブルに発展した事例は数多く存在します。
例えば、
隣の家が、境界ブロックを勝手に壊して、自分の敷地内に侵入してきた。
境界ブロックが老朽化して傾いてきたため、修理を依頼したが、隣の家が費用を負担することを拒否した。
境界ブロックの修理費用を、隣の家と折半にすることで合意したが、その後、費用負担を巡ってトラブルになった。
など、さまざまなトラブルが発生しています。

3: 境界ブロックに関するトラブルを避けるために
境界ブロックに関するトラブルを避けるためには、以下の点を意識することが重要です。
境界ブロックが、本当に共有物なのか、それともどちらかの所有物なのかを明確にする。
境界ブロックの修理や改築を行う場合は、必ず隣接する土地の所有者と協議を行い、合意を得る。
境界ブロックに関するトラブルが発生した場合には、冷静に話し合い、解決策を見つける。
特に、古い境界ブロックの場合、誰が建てたのか、いつ建てられたのかが不明なケースが多く、トラブルに発展しやすいので注意が必要です。

□隣地境界線とは?

隣地境界線とは、土地と隣接する土地との境界を示す線を指しますが、実際には「線」ではなく「点」で決められています。
「点」とは、境界標と呼ばれるもので、土地の境界を示すための目印です。
隣地境界線は、これらの境界標を結んだ線によって定義されます。

1: 境界標の種類
境界標には、次のようなものがあります。
コンクリート製の境界標
石製の境界標
金属製の境界標
木製の境界標
など、さまざまな種類があります。

2: 境界標の設置場所
境界標は、一般的に、土地の境界線上に設置されますが、必ずしも境界線上に設置されているとは限りません。
境界標が設置されている場所が、必ずしも境界線を示しているとは限らないため、注意が必要です。

3: 隣地境界線は「見えない」
隣地境界線は、地表上に線として存在するのではなく、境界標を結んだ線によって定義されます。
そのため、実際には「見えない」境界線と考える必要があります。
また、隣地境界線は、地表だけでなく、空間や地中も含めて「見えない」ものとしてイメージする必要があります。
例えば、木の枝葉が隣接する土地に越境している場合、空中の境界線が問題となることがあります。

□隣地境界線の確認方法3つ

隣地境界線は「見えない」ものですが、トラブルを避けるためには、きちんと確認しておく必要があります。
隣地境界線を正確に確認するには、主に以下の3つの方法があります。

1: 地積測量図を取得する
地積測量図とは、土地の面積や隣地境界線などが記載された、公的な図面のことです。
法務局で申請することで、誰でも取得することができます。
地積測量図を取得することで、土地の境界線や面積を把握することができます。
しかし、古い地積測量図の場合、測量の精度が低かったり、境界線が誤っていたりする可能性があります。
そのため、地積測量図を取得する際は、作成日を必ず確認し、平成17年3月7日以降に作成されたものを参考にすると良いでしょう。

2: 専門家に測量を依頼する
古い地積測量図しか手に入らなかったり、地積測量図の内容に疑問がある場合は、測量士や土地家屋調査士などの専門家に測量を依頼すると良いでしょう。
専門家による測量では、最新の機器を用いて、正確に境界線を測量することができます。
測量の中でも「確定測量」を選ぶのがおすすめです。
確定測量は、隣接する土地の所有者が立ち会いのもとで境界を確認する測量が行われるため、隣地境界線が明確になります。
ただし、確定測量は費用がかかるため、予算と相談する必要があります。

3: 筆界特定制度を利用する
筆界特定制度とは、隣地境界線トラブルによる裁判の発生を防ぐために、2006年(平成18年)に不動産登記法が改正されたときに作られた制度です。
筆界特定登記官と呼ばれる専門家が、筆界(境界)の位置を明らかにします。
筆界特定制度を利用することで、裁判よりも早く結果を明らかにすることができます。
また、確定測量に隣接所有者が応じてくれなかった場合や、境界線で揉めている場合にも有効な手段です。
筆界特定制度は、費用が安く抑えられるのもメリットです。

隣地境界線の確認方法3つ

□まとめ

隣地境界線は、「見えない」ものですが、トラブルを避けるためには、きちんと確認しておくことが重要です。
隣地境界線を正確に確認するには、地積測量図を取得したり、専門家に測量を依頼したり、筆界特定制度を利用したりする方法があります。
どの方法が適切かは、それぞれの状況によって異なります。
この記事を参考に、隣地境界線に関する知識を深め、安心して不動産を購入・所有できるようになりましょう。
当社は浜松市周辺で不動産買取を行っております。
不動産売却の際はぜひ当社までご連絡ください。