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COLUMN 不動産売却コラム

2024/08/10(土)

隣の家との境界線はどこ?ブロックを建てる際の注意点

隣の家との境界線はどこ?ブロックを建てる際の注意点

隣の家との境界線にブロックを建てることを検討しているあなたは、きっと、トラブルなく安全に工事を進めたいと思っていることでしょう。

しかし、境界線とブロック塀の関係や、隣人とのやり取りなど、注意すべき点はたくさんあります。
この記事では、隣家との境界線にブロックを建てる際に発生するトラブルや注意点、法律的な側面などを解説します。

境界線とブロック塀の関係性

□境界線とブロック塀の関係性

隣家との境界線にブロックを建てる際に、まず理解しておきたいのが、境界線とブロック塀の関係性です。
多くの人が、ブロック塀が境界線そのものだと考えていますが、実際にはそうとは限りません。
ブロック塀は、あくまでも隣接する土地を仕切るための壁であり、必ずしも境界線と一致しているとは限らないのです。

 

1:境界線とブロック塀の位置関係

境界線は、土地の所有者を明確に分けるための重要な線です。一方、ブロック塀は、隣接する土地の境界を示すための目印として設置されることが一般的です。

例えば、昔は生垣が境界線として設置されていた場所に、後にブロック塀が建てられたというケースがあります。このような場合、ブロック塀が建てられた際に、正確な境界線が確認されずに設置されている可能性があります。

 

2:ブロック塀の所有者

ブロック塀の所有者は、原則としてブロック塀の費用を負担した人が所有者となります。

しかし、分譲地や中古物件を購入した場合など、ブロック塀の費用負担者が不明な場合は、隣人との共有と推定されるケースもあります。
これは、民法第229条で「境界線上に設けた境界標、囲障、障壁、溝及び堀は、相隣者の共有に属するものと推定する」とされているためです。

 

3:ブロック塀の改修

ブロック塀が老朽化し、改修が必要になった場合、原則として隣人の同意が必要となります。
これは、民法第251条で「各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更を加えることはできない」とされているためです。

ただし、ブロック塀が倒壊する危険性がある場合は、隣人の同意を得ずに修繕を行うことができる場合もあります。
これは、民法第252条のただし書きで「保存行為は、各共有者がすることができる」とされているためです。

 

□隣の家との境界線にブロックを建てる際の注意点

隣家との境界線にブロックを建てる際には、トラブルを避けるために、いくつかの注意すべき点があります。

 

1:境界線をはみ出さないように注意する

ブロック塀を建てる際に最も注意すべき点は、境界線をはみ出さないようにすることです。
ブロック塀の基礎部分は、地面の中に埋設されるため、目視では確認できません。
そのため、境界線を正確に把握した上で、ブロック塀を設置する必要があります。

 

2:隣人に声をかける

ブロック塀を建てる前に、隣人に一声かけておくことが大切です。
隣人に事前に相談することで、ブロック塀の高さやデザインに関する意見交換をすることができます。
また、隣人の了解を得ることで、後からトラブルになる可能性を減らすことができます。

 

3:境界線を隣人とともに確認する

ブロック塀の設置前に、隣人とともに境界線をしっかりと確認することが重要です。
境界線を明確にすることで、誤って隣地の土地にブロック塀が設置されることを防ぐことができます。
境界線の確認は、土地家屋調査士に依頼するのがおすすめです。

 

4:隣人の迷惑にならない高さにする

ブロック塀の高さは、隣人の日当たりや風通しにも影響を与えるため、注意が必要です。
ブロック塀の高さは、2メートル以下が望ましいと言われています。
隣人との話し合いで、ブロック塀の高さを決めるのが良いでしょう。

 

□トラブル発生時の対応策

隣家とのブロック塀に関するトラブルが発生した場合、まずは冷静に対処することが大切です。

 

1:話し合いで解決する

隣家とのトラブルは、まずは話し合いで解決することを目指しましょう。
相手に直接会って、冷静に自分の主張を伝えましょう。
また、相手の意見もきちんと聞き、双方が納得できる解決策を探しましょう。
必要に応じて、第三者を交えて話し合いを行うのも有効です。

 

2:専門家に相談する

話し合いで解決できない場合は、専門家に相談することを検討しましょう。
土地家屋調査士は、境界線の確認やブロック塀の所有権に関する専門家です。
弁護士は、法律的な問題に関する専門家です。
一人で抱え込まず、専門家を頼りましょう。

 

3:裁判を起こす

どうしても話し合いで解決できない場合は、裁判を起こすことも考えられます。
裁判は、費用と時間がかかるため、最後の手段として考えてください。
裁判を起こす前に、弁護士に相談することをおすすめします。

隣の家との境界線にブロックを建てる際の注意点

□まとめ

隣家との境界線にブロックを建てる際には、境界線とブロック塀の関係性、隣人とのやり取りなど、注意すべき点がたくさんあります。
境界線をはみ出さないように注意し、隣人に事前に声をかけて、境界線を隣人とともに確認することで、トラブルを回避することができます。

トラブルが発生した場合は、まずは話し合いで解決を目指し、それでも解決できない場合は、専門家に相談することを検討しましょう。
この記事が、あなたが安心して隣家との境界線にブロックを建てるための参考になれば幸いです。

浜松市周辺で家を建てたいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。