2020/01/22(水)
浜松の不動産会社が解説！マンション売却時を狙った詐欺への対策法とは。
「オレオレ詐欺や振込詐欺などは、ニュースなどで耳にしたことがある」
このような方は多いのではないでしょうか。
実は、マンションなどの不動産売却のタイミングを狙った詐欺も存在します。
不動産の売却では大きなお金が動くため、ターゲットにされやすいのです。
今回は、不動産売却時を狙った詐欺への対策法を説明します。
□手続きに必要な書類はギリギリまで渡さない
不動産を売却する相手が決まった後、登記(所有権の変更)と不動産の引き渡しをおこないます。
これらの作業が正常におこなわれず、勝手に登記を変更されるという詐欺被害が多く発生しています。
この詐欺に引っかかってしまうと売却金はもらえず、不動産も失うという最悪の事態に陥ります。
また、一度被害にあってしまうと、売却金も不動産も返ってくることはほぼありません。
ではどのように対策すれば良いかというと、必要書類を手続きのギリギリまで渡さないという方法があります。
例えば、登記の手続きをする際には、印鑑証明書が必要です。
この印鑑証明書をギリギリまで手渡さないのが良いでしょう。
おそらく詐欺師は、うまく理由をつけてどうにかして早く印鑑証明書を入手しようとします。
それに惑わされず、ギリギリまで渡さないように心がけることで、登記の勝手な変更を妨げます。
□売却代金は現金でやりとりする
不動産売却の代金を現金ではなく、小切手で支払いたいと言われる場合があります。
これも不動産詐欺の被害でよくあるケースなので注意が必要です。
小切手での支払いを承諾すると、使用できない小切手を渡されるという詐欺が頻繁に発生しているのです。
使用できない小切手は、何の意味もないただの紙切れです。
売却した不動産がただの紙切れと交換になってしまうのは、すごく悲しいですよね。
この詐欺の対策としては、現金以外の支払い方法を断固として拒否するのがよいでしょう。
それでも小切手の使用にこだわるようであれば、詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
□司法書士を雇う
不動産売却における詐欺は登記をする、売却代金を支払うなどの決済時のタイミングで行われるものがほとんどです。
つまり、このタイミングに注意を払うと、詐欺を防げるのです。
そこで、最も手っ取り早い対策法として、司法書士を雇うことをおすすめします。
自分で探して雇った司法書士がいると、安心して決済手続きをおこなえるでしょう。
□まとめ
今回は、不動産売却のタイミングを狙った詐欺にあわないための対策法を説明しました。
先ほども述べたとおり、不動産詐欺のほとんどが決済時に気をつければ防げるものです。
一度詐欺にあってしまうと、失ったお金と不動産を取り戻すのはほぼ不可能なので、注意しながら手続きをおこないましょう。
浜松市で不動産に関する疑問をお持ちの方がおられましたら、お気軽に当社までご連絡ください。
