2019/04/15(月)
浜松のプロ不動産屋が解説|ペットがいる家を売る際の注意点
「家を売却したい」
「ペットを飼っていたが、それでも家を売ることはできるのだろうか」
家の売却を検討中の方でペットを飼っている方はいらっしゃいませんか?
ペットとの共同生活は心温まるものですが、その一方で、不動産売却の際には障害となる場面も少なくありません。
ペットを飼っていると一般的に汚れている、傷がある、臭いがついているといったイメージを持たれがちです。
そのため、売れるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ペットを飼っていた家を売る際の不利になるポイントや注意点とその対策、高く売る方法についてご紹介します。
◻︎ペットのいる家を売却する際は不利になりやすいって本当?
ペットと共に暮らす喜びは計り知れないものがありますが、その一方で、不動産の売却においては、ペットの存在が逆風となることも少なくありません。
この章では、ペットがもたらす潜在的なデメリットについて紹介していきます。
1.体臭の問題
ペットが発する体臭は、動物に対して敏感な人々にとってはまさに「壁」のような存在です。
犬や猫、さらには小動物まで、ペットは独自の匂いを持っています。
この匂いは、時間と共に壁紙や床に染み付き、消去が困難になる場合もあります。
売却を考える際には、このような匂いが購入希望者にどう影響するかを考慮する必要があるのです。
2.害虫の侵入
ペットが外で遊ぶことで、ノミやダニなどの害虫が家に持ち込まれる可能性があります。
特に、毛が長いペットは害虫が潜む隙間が多く、発見が遅れることも。
害虫の侵入が原因となって家全体が害虫の温床となる危険性も考慮に入れなければなりません。
購入希望者がこの点を気にする場合、売却が難航する可能性が高まります。
3.物件へのダメージ
ペットが生活する空間は必ずといっていいほど、何らかの形で「傷」を負います。
床には爪痕、壁には引っかき傷ができる可能性が高く、これらの傷はペットオーナーにとっては避けられない現実です。
傷のダメージが目立つと、購入希望者がリフォームを前提としない限り売却が困難になる可能性があります。
ペットとの生活を考慮した上で、物件のメンテナンスを怠らないことが求められます。
4.アレルギー問題
ペットの抜け毛やフケは、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
特に、季節の変わり目には抜け毛が増え、これが壁紙や床に付着する場合も。
清掃をいくら丁寧に行っても、アレルギーを持つ人には避けられる可能性が高いです。
このような状況を考慮に入れ、購入希望者に対しては十分な配慮が必要です。
□ペットがいる家を売る際の注意と対策は?
ペットを飼っていてもいなくても、内見の際に傷や汚れ、臭いなどがひどいと売価は下がってしまいますよね。
内見時に購入希望者が持ったイメージが購入するかどうかの決断を大きく左右します。
そのため、自分で綺麗にするか、業者に依頼するかして家の中を清潔に保つ必要があります。
*告知は避けて通れない
ペットの存在を隠して売却する行為は、後々のトラブルの元になります。
査定額に影響を与えるかもしれませんが、買い手が後で知った場合、法的な問題に発展する可能性もあるのです。
告知を怠ると信頼性が失墜し、最悪の場合売却自体が不可能になることも考えられます。
透明性を保ち、初めからペットの存在を明示することがスムーズな売却に繋がります。
*傷、汚れ、毛
犬を室内に入れていると、どうしてもフローリングや壁に傷ができてしまいます。
中古物件なので購入希望者も小さな傷があることは承知です。
日常生活で普通に生活していたらできる程度のものなら気にしなくてもいいでしょう。
ワックスをかけるか、業者に依頼しましょう。
また当日は掃除機をかけるなどして、ペットの毛が落ちていないようにした方が好印象です。
*臭い対策は手を抜かない
普段生活していると段々となれてくるので気づきにくくなりますが、ペットの臭いが部屋にこもっていることがあります。
壁紙に吸収された臭いなどは簡単には取れません。
換気や消臭スプレーなどの対策をしましょう。
その他にもお酢を使った方法など自力でできる対策があります。
*シロアリ
ペットによって目に見えない被害がでている場合があります。
その代表例がシロアリです。
おしっこをかけられる柱などは腐ってしまってシロアリの格好の餌食になります。
この被害に気付かぬまま、また隠して売ってしまったら、後々瑕疵担保責任が問われてトラブルになる可能性があります。
*ノミ・ダニ対策は万全に
ペットがいる家では、ノミやダニが潜んでいる可能性が高いです。
まずはペット自体の対策から始め、次に室内の対策を徹底的に行います。
布製品にはスプレータイプ、床にはエアゾールタイプの駆除剤を使用しましょう。
これらの対策は、購入者が安心して生活できる環境を作るためにも不可欠です。
*細かな傷も見逃さない
ペットによる傷や破損は、査定額を下げる大きな要因となります。
特に猫の爪とぎや犬の走り回りによるフローリングの傷は要注意です。
自分で修繕できる範囲のものは事前に修理をしておくと良いでしょう。
ただし、一時的な対策に過ぎない場合はその点も明示する必要があります。
*当日
当日は犬などのペットはいない方が内見はスムーズになります。
購入希望者がペット嫌いかどうかにもよりますが、念のためいない方が安心でしょう。
散歩か、どこかに預かってもらいましょう。
もし、相手も犬を飼っている人ならおすすめの散歩コースなどの情報を伝えるのも喜ばれます。
◻︎ペットがいる家を高く売る方法6選!
ペットがいても家を高く売るための方法は確かに存在します。
この章では、ペットがいる家を高く売る具体的な方法を6つ紹介します。
1.室内の匂いを一新する
ペットの存在は、時に室内に特有の匂いを残すことがあります。
この 匂いが気になる場合、まずはペットを飼っていない友人や親戚に室内の臭いを確認してもらいましょう。
問題がなければ、消臭スプレーで対応可能です。
しかし、臭いが強い場合は、ペット専用の消臭剤で徹底的に掃除することが求められます。
2.細かな修繕を施す
ペットによる壁や床の傷は、買主にとってマイナスポイントとなり得ます。
軽度の傷であれば、ホームセンターで購入できる補修材で対応できます。
ただし、修繕後も目立つ傷が残る場合はその事実を明確に伝え、査定額への影響を最小限に抑えましょう。
3.ノミ・ダニ対策を徹底する
ペットがいる家では、ノミやダニが発生しやすい環境となっています。
スプレーやエアゾールタイプの駆除剤を活用し、これらの害虫を根絶やしにすることが重要です。
特に、ノミ・ダニが発生しやすい場所は、入念に対策を施す必要があります。
4.水回りのメンテナンス
ペットのケアに使用する水回りは、特に注意が必要です。
排水口や浴槽、シンクなど、水回りの清掃を徹底しましょう。
市販のパイプクリーナーを用いることで、より効果的な清掃が可能ですよ。
5.プロの力を借りる
ご自身での掃除には限界があります。
そこで、ハウスクリーニング業者に依頼して室内を綺麗にすることをおすすめします。
特に、ペットの臭いやノミ・ダニの除去にはプロの技術が非常に有用です。
6.ペット愛好者をターゲットにする
最後に、ペットを飼っているか、過去に飼っていた経験がある買主をターゲットにする方法もあります。
このような買主は、ペットによる小さな傷や臭いを理解しやすく、査定額の低下を抑制する可能性が高いのです。
さらに、近くの散歩コースや動物病院の情報を提供することで、買主にとってのプラス要素となり、売却確率を高められるかもしれません。
□まとめ
ペットの存在が不動産売却に影響を与えるのは確かですが、その影響を最小限に抑える方法は存在します。
体臭に対する消臭、害虫の駆除、物件へのダメージの修復。
これらは基本的ながら効果的な対策です。
さらに、ペット愛好者をターゲットにすることで、査定額の低下を防ぐ方法もあります。
自力では取れない汚れや臭いは業者に依頼することになります。
ぜひ、ご紹介した注意点に気を付けながら売却をご検討ください。
浜松市周辺で不動産の売却を検討している方は、お気軽に当社までご相談ください。
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