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COLUMN 不動産売却コラム

2020/10/02(金)

共有名義の不動産を売却するために、準備するべきこととは?

 

共有名義の不動産を所有していて、売却をご検討中の方はいらっしゃいませんか。
単独名義の不動産と共有名義とでは、準備するべきことが大きく変わってきます。
では、共有名義の不動産を売却するためにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、売却で準備するべきことについてご紹介します。

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□売却の障害となる要因とは

複数の共有者がいる中で売却する場合において、障害となる要因はどのようなことが挙げられるのでしょうか。
ここからは、障害となりうる3つの要因についてご紹介します。

1つ目は、共有者全員の同意が必要になることです。
障害となる1番の要因として、売却をする際に共有者全員の合意を集める必要があることが挙げられます。
共有持分の大小に関わらず、全ての共有者が不動産の所有権を有することになるため、1人でも反対すると売却が成立しません。
契約の際には、全員分の記名と押印が必要であるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。

2つ目は、同意や反対の効力が持分の割合に影響しないことです。
先ほど申し上げたように、持分の大小に関係なく、1人1人が不動産の所有権を持っています。
もし、5分の4の持分を持っている人と5分の1の持分しか持っていない人がいた場合でも、売却においての決定権は平等に有しています。
このようなことから、共有者の人数が多ければ多いほど、売却が難しくなってしまうことがうかがえますよね。

3つ目は、身内の共有者がいる場合、関係悪化によって同意が得られにくくなってしまうことです。
共有者が兄弟や親子といった身内であった場合は、通常であれば合意が得られやすいはずですよね。
しかし身内であるが故に、些細な喧嘩やトラブルによって売却の同意が得られなくなってしまうこともあります。
また一度関係が悪化してしまうと、話がこじれてしまい、なかなか上手く合意形成が進められないこともあるため注意しましょう。

□注意点とは

ここまでは、売却の障害となりうる要因についてご紹介しました。
では実際に売却するとなった時には、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
ここからは、売却における注意点を3つご紹介します。

1つ目は、最低売却価格を決めることです。
あらかじめ最低売却価格を決めておかないと、購入者との価格交渉の際に毎回共有者間で話し合いをする必要が生じます。
また、共通の判断軸を決めておかなければ、話し合いで関係が悪化し、売却に要する時間が長くなってしまうでしょう。
全員が納得して意思決定ができるように、あらかじめ最低売却価格を決めておくと良いです。

2つ目は、担当窓口を決めることです。
売却は、多くの関係者が関わって進めていきます。
そのため、共有者の中から誰が窓口を担当するのか決めておくと良いでしょう。

基本的には持分が最も高い人が担当窓口になりますが、全員が納得できるように話し合いで決めることをおすすめします。
また窓口がしっかり決めっていないと、第3者との関わりにおいてトラブルが起きやすくなってしまうため注意しましょう。

3つ目は、売却にかかる費用配分を決めることです。
売却ではすべてが利益になるのではなく、諸費用や税金の支払いが必要になるため、事前に配分を決めておくことが大切です。
しっかりと配分を決めておかないと、いざ配分する時にトラブルが起きてしまう可能性が高くなってしまいます。

基本的には、持分に応じて配分を決めると良いでしょう。
そうすれば、トラブルも少なく進められるのではないでしょうか。

□必要な書類とは

ここまで、共有名義の不動産を売却する際の注意点についてご紹介しました。
注意するべきこともたくさんありますが、実際に売却する時に必要となる書類も押さえておくべきです。
では、実際にどのような書類が必要なのでしょうか。
売却において必要な書類を2つご紹介します。

1つ目は、売主に関する書類です。
これは売り手の身分を証明するために、必ず必要です。
具体的には、運転免許証やパスポートといった身分証明書や実印、印鑑証明、住民票、銀行口座通帳が必要であるため、事前に準備しておきましょう。
また共有者が複数の場合は、これらの書類が全員分必要なことに注意してください。

2つ目は、不動産や権利に関する書類です。
「売り手が売却しようとしている不動産の権利を有していること」を証明するために必要です。
具体的には、登記済権利書や売買契約書、重要事項説明書、固定資産税の税通知書等が挙げられます。
用意するべきものが多く、あらかじめしっかりと準備しておく必要があるため、漏れがないように気を付けてください。

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□まとめ

今回は、共有名義の不動産の売却において準備するべきことをご紹介しました。
あまり知識が無かった方も、この記事を読んでご理解いただけたと思います。
必要なものも多いため、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
この記事を参考にして、失敗が無いように売却を行えるようにしましょう。

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