2021/07/02(金)
不動産買取に仲介手数料は発生するの?専門家が解説します
不動産買取をご検討中で、仲介手数料について疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
不動産買取において、仲介手数料は発生するのかどうかが気になるポイントでしょう。
今回は、仲介手数料について詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□家を売る際の仲介手数料について解説
不動産を売却する際に仲介手数料が発生すると聞いたことはありませんか。
家を売る際には、売った利益が入ってくるだけではなく、ある程度の費用も発生します。
そのうちの1つが仲介手数料だとお考えの方が多いでしょう。
しかし実は、不動産買取において仲介手数料は発生しません。
そのことを理解するためにまず、仲介手数料とは何かをご説明します。
ご自身が個人で所有している土地やマンション、一戸建てなどを売る際には、仲介をしてくれる会社に依頼をして売りますよね。
仲介業者を介して売却するのが一般的に行われている方法です。
この物件の売買を仲介する役割を担っているのが、不動産会社ですよね。
もし、その不動産会社を通して売却が成功したら、成功報酬を支払う必要があります。
それを仲介手数料と呼ぶのです。
また、媒介手数料と呼ばれる場合もあるので、一緒に押さえておきましょう。
この仲介手数料は、家が売れた価格によって上限が設定されています。
上限以上取られることはありませんが、売買価格が高くなるにつれ手数料も高くなります。
そのことを事前に考慮して、どの程度の利益が出るかの計算をすることが重要です。
ただ、先ほど成功報酬と述べたように、売買が成立しなければ発生することはありません。
契約が無効になった場合であっても支払う必要はないため、覚えておくことをおすすめします。
□不動産買取ではなぜ仲介手数料はいらないのか
上記では仲介手数料はどんなものかについて解説しました。
これは不動産会社に仲介をしてもらい、その成功報酬として発生するものとご理解いただけたでしょう。
そこで把握していただきたい違いが、仲介と買取の違いです。
当社は買取を専門として行っております。
買取は仲介業ではありません。
そのため、仲介手数料は発生しないのです。
仲介会社を介して物件を売却した場合だと、少なくない手数料が取られます。
計算方法は、ご自身がお持ちの不動産が400万円以上で売れた場合は、その売却価格に3パーセントをかけて、6万円を足した額が取られます。
そこに消費税も加算されることも覚えておきましょう。
例えば、3000万円の売却価格だった場合には、105万円ほどの仲介手数料が発生しますね。
少なくない額だとお分かりいただけたでしょう。
その一方で、不動産買取では仲介手数料は発生しません。
その違いが大きなメリットです。
不動産買取は少しでも費用を減らしたい、支出を少なくしたいとお考えの方に、おすすめの売却方法です。
ぜひ参考にしてください。
□不動産買取の際に必要な費用をご紹介
買取の際には仲介手数料はかかりませんでした。
しかし、全く支出がないというわけではありません。
ここでは、その他に何が必要かご紹介します。
まず1つ目にご紹介するのは、税金です。
不動産の取引をした際には、売買契約書というものを発行するでしょう。
その契約書に貼るものが、印紙税です。
印紙税は税金の1種で、貼付することにより納税が完了する仕組みであるため、必須の費用です。
印紙税の額も、売買価格によって変動します。
売却価格が1万円以上で発生し、数百円から数万円程度の幅があることを覚えておいてくださいね。
加えて、譲渡所得税もあります。
物件を売った時に利益が出た場合は、住民税と所得税を払う必要があるのです。
しかし、利益が出なかった場合は必要ありません。
2つ目が、不動産の登記費用です。
主には、抵当権を抹消する際にかかる登記費用です。
抵当権とは、銀行などが持っている不動産を差し押さえられる権利です。
つまり、抵当権がついているということは、銀行が担保にしている状態ということです。
担保にされたままでは、売却はできません。
売るために抵当権を抹消する必要があります。
そのための費用が、抵当権抹消登記費用です。
3つ目が、確定測量費です。
これは隣家との土地の境界線が曖昧な際に必要なものです。
正確な境界線を決定するために行う測量です。
専門家に依頼する際に発生する経費でしょう。
また、これ以外にも引っ越しの費用や印鑑証明書の費用などがあります。
引っ越しの費用は見落としがちな経費でしょう。
決して少ない費用ではないため、忘れずに計算に入れておくことをおすすめします。
□まとめ
今回は、不動産買取の際に仲介手数料が必要かどうかということを解説しました。
買取は仲介ではないため、仲介手数料は必要なかったですよね。
しかし、税金や引っ越し費用など必要な支出もあるため、それらをしっかりと把握して計画的な買取にしてください。
不動産買取を検討中の方は、ぜひ当社までお問い合わせください。