2021/04/18(日)
マンションを売る前にリフォームは必要?不動産売却のプロが解説します!
「マンションの売却を検討しているがどうすれば良いかわからない」
「マンションを高く売りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、マンション売却前にリフォームをするメリットとデメリットについてご紹介します。
また、リフォーム費用の相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□マンション売却前にリフォームをするメリットとデメリットをご紹介!
まずはメリットからご紹介します。
マンション売却前にリフォームをするメリットは、なんといっても高く売れることです。
住宅は、住んでいるとどうしても床や壁に汚れや傷などが出てきてしまいます。
そこで、リフォームをして床材や壁紙を張り替えると、新品同様の外観を取り戻せます。
また、浴室やキッチンなどは時代とともにデザインが変化し、機能性も進化し続けています。
リフォームで最新のデザインや機能性を取り込むことによって、中古物件のマイナス面はかなり解消され、結果として高く売れるようになるでしょう。
続いてデメリットについてご紹介します。
リフォームをする主なデメリットは、費用の回収が難しいことです。
リフォームをすることで物件は高く売れるようになりますが、リフォーム代を考えるとそのまま売却したほうが得だったというケースもあるのです。
また、割高なリフォーム費用を上乗せすることで売り出し価格が高額になってしまい、かえって売却が難しくなる恐れもあります。
ここまで売却前のリフォームのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、売り出してから半年経っても売れない場合はリフォームすべきでしょう。
内覧には来るけれど売買まで結びつかないという場合は、室内の印象が悪い可能性があります。
さらに当社では、仲介と買取の良いところを合わせた「買取保証付仲介システム」というシステムがございます。
このシステムでは、契約時に期限と金額を決めておきます。
期限までは、売却価格が高くなるように仲介での販売活動を行い、期限が来た場合には、契約時に決めた金額で買取をします。
□マンションリフォーム費用の相場をご紹介!
ここからは、売却前にリフォームをする際の相場をご紹介します。
まずは、キッチンのリフォームです。
キッチンのリフォームは50万から150万円が相場です。
キッチンはI型キッチンやL型キッチンなど様々な種類があり、それぞれ値段が異なります。
アイランド型キッチンは人気が高いですが、費用は150万円と高額になるので注意しましょう。
続いてトイレのリフォームです。
トイレのリフォーム料金の相場は20万から50万円程度です。
洋式トイレで基本の設備がそろっている場合、温水洗浄便座の取り付け程度のリフォームであれば10万円以下で済むケースもあります。
逆に、和式トイレから洋式トイレにリフォームするなど大掛かりな工事を必要とする場合は、50万円ほどかかるケースもあります。
次に、洗面所のリフォームです。
洗面所のリフォームは、トイレと同じく20万から50万円程度が相場です。
デザインや機能性にこだわれば50万円近くかかる場合もありますが、最低限のシンプルな設備を選べば20万円以下に抑えられることもあります。
最後に、浴室のリフォームです。
浴室のリフォームの相場は、50万から100万円ほどです。
一般的には50万から80万円程度ですが、昔ながらのユニットバスからリフォームする場合は100万円近くかかる場合もあります。
□リフォームをしない場合は修繕やハウスクリーニングは必要?
結果から言うと、リフォームをしない場合でも修繕やハウスクリーニングは行うのがおすすめです。
なぜなら、クリーニングや修繕の有無で内見の際の印象は大きく変わってくるからです。
ハウスクリーニングに関しては、専門業者だけでなく、引越し業者や何でも屋のような業者が行っている場合もあります。
いずれにしても、専門の機材を使用して素人には難しい水回りの掃除なども行ってくれるため費用対効果は非常に高いといえるでしょう。
費用は部屋の広さにもよりますが、3万から10万程度が相場です。
また、作業自体は半日もあれば終わりますので、中古物件を売却する際にはできるだけクリーニングをお願いするのがおすすめです。
修繕については不具合のある箇所にピンポイントに実施するため、まずどこに修繕が必要なのかを確認しましょう。
例えばフローリングの場合、歩くと音がしたり傾きを感じたりする場合は注意が必要です。
また、壁紙は寿命が5年から10年程といわれています。
家電による跡や日焼けによる変色が目立つ場合や、壁に穴が開いている場合などは、部分的にでも貼り替えを行いましょう。
□まとめ
今回の記事では、マンション売却前にクリーニングをするメリットとデメリットについてご紹介しました。
リフォームやハウスクリーニング、修繕については、どの程度実施すれば最も効果的なのか個人では判断が難しいです。
余計な出費で損をしないためにも、実施する前にプロである私たち不動産会社にご相談ください。