2021/05/02(日)
マンションを売るベストタイミングとは?不動産買取の専門家が解説します!
マンションの売却をお考えの方に知っていただきたいのが、マンションを売るのに適したタイミングについてです。
売り時には築年数や時候、個人の事情など、さまざまな視点からのアプローチができます。
そこで今回は、マンションを売るベストタイミングについて不動産買取の専門家が解説します。
□築年数から見たマンションの売り時をご紹介!
マンションは、築年数の経過に伴い資産価値が低下します。
専有面積がほとんど変わらなくても、築年数が5年違えば1平方メートルあたりの単価に5万~10万程度の差が生まれ、最終的な価格に1000万円以上の差がつくということもあります。
首都圏においては、築年数0~5年の比較的新しい物件と築30年の物件の平均価格に4000万以上の差が生まれています。
また、築0~5年のマンションの価格を100%とすると、築10年経過で約82.2%、築20年を超えると約42.4%というように、築年数の経過に伴いマンションの価格は落ちていきます。
築年数が0~5年のマンションは比較的買い手が現れやすいです。
築年数が浅いため、新築と大きくは変わらないというプラスのイメージを持ってもらいやすいからです。
実際に設備の劣化や不具合の少ない物件がほとんどなので、この時期が最も高く売れる時期と言っても過言ではありません。
ただし、新築の物件と条件が近いため、市況の影響を受けやすいという側面もあります。
新築の相場が落ち込んでいる時期だと、所有しているマンションよりも新築のマンションの方が安いという状況が生まれ、売却できる可能性が下がることもあります。
築10年以上が経過したマンションは比較的新しいものの、新築よりもリーズナブルな値段で購入できることから根強い人気があります。
しかし、管理が行き届いていない物件では、見栄えの悪さから買い手に古いイメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。
また、築15年程度のマンションでは1度目の大規模な補修工事を行うことが多く、住民が積立金を払う必要が出てくるので、その時期の購入を避ける買主も多いです。
築20年を過ぎたマンションでは、間取りが流行から外れていたり、設備が劣化していたりするので古さが目立ち始めます。
売却を考える場合、リフォームなどによって新しい設備を導入したいですね。
リフォームなどにお金を費やすのが難しい場合は、売却価格を下げて買い手が購入後にリフォームしやすいようにしましょう。
需要が低くなる築年数であるため、アピールポイントを積極的に作ることが大切です。
□時候から見たマンションの売り時をご紹介!
ここでは自分、相手、世の中の3つの要素からマンションの売り時を考えます。
*自分
1つ目は、自分の置かれた環境です。
マンションを売る背景にはさまざまな理由や事情があると思います。
そうした自分の事情だけを考えて、売却の時期を決めると後悔する可能性が高まります。
時間に追われていないのであれば、自分の都合だけでなく、他の2つの要素にも目を向けて売却の時期を考えたいです。
*相手
マンションの買い手の気持ちを意識しましょう。
購入希望者が重きを置く項目はそれぞれ異なります。
たとえば、ファミリー型のマンションを購入したい人は結婚や転勤といった人生での大きなイベントに基づいてマンションを購入します。
一方で、賃貸投資型のマンションを購入する人は、税制や購入金利などを考慮して、購入時期を考えます。
このように、買い手が重要視するものによって売り時は変化するのです。
自分がターゲットにする人たちが買いたくなるような時期や方法を考えるようにしましょう。
*世の中
日本では、不動産業界も含め大部分の企業の決算が3月です。
決算前は、その期の売上を上げるために他の時期にはないサービスを駆使して、売買促進を展開することがあります。
新築マンションの販売会社でも同様の購入促進が展開されます。
そのため、決算前が中古マンションの売却に適しているとは言えないです。
□個人の事情から見たマンションの売り時をご紹介!
まずは、マンションをいつまでに現金化する必要があるのかを意識しましょう。
たとえば、売却理由が買い替えによるものであっても、新居の購入のタイミングによって売却の期限は変わります。
購入が先で新居に移動した後にマンションを売却する場合は、一般的な売却しやすい時期を目安に売却すると良いでしょう。
しかし、売却で得たお金を新居の購入資金に充てる場合には、新居の引渡しや残金の決済時期までに売却手続きを完了する必要があります。
このように、ある期限までに売却を済ませたい場合は、売れやすい時期よりもご自身の事情を優先して売却するようにしましょう。
当社で行っている不動産の買取は、通常の仲介とは異なり現金化するまでの期間が短いという特徴があります。
すぐに売却したい方や確実に現金化したい方は仲介よりも当社の買取の方が適しています。
不動産を所有した期間の長さに応じて税率が変化することも意識しましょう。
不動産を売却し、利益が生じた場合の所得を譲渡所得といいます。
譲渡所得に対する税率は、譲渡した年の1月1日において、不動産の所有期間が5年を超えている場合は20.315%で、5年以下の場合は39.63%です。
不動産会社に売却査定価格の算出を依頼し、 売却価格からどれくらい税金がかかるのかを試算した上で、自分にとって有利なタイミングを見極めることが大切です。
多くの業者で査定すると対応がおざなりになり、後のフォローの電話の対応も難しいため、相見積もりは良くないです。
□まとめ
マンションは築年数が経過するほどその価値が下がります。
自分と相手、世の中の3つの立場から、バランスよくマンションの売り時を見極めましょう。
築年数や時候だけでなく、個人の事情を考慮することも大切です。
すぐに現金化したい方は当社までご連絡ください。