2019/05/30(木)
ゴミ屋敷になってしまった不動産って売却できる?清掃してからの売却が基本
皆さんの中にはお持ちの不動産がゴミ屋敷の状態になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ゴミがどんどん増え、足の踏み場すらなくなってしまった状態だとしましょう。
果たして、そのような家は本当に売れないのでしょうか。
今回の記事では、ゴミ屋敷となった不動産が売却できるかどうかについてご紹介します。
□ゴミ屋敷は売れない
結論から言うと、ゴミ屋敷の状態では不動産は売れません。
もちろん売りに出すことはできますが、かなりの値引きをしなければならなかったり、買い手が見つからなかったりします。
ゴミ屋敷のような不動産でなくても、買い主に引き渡す際にゴミが残っていれば、誰が処分するかというトラブルの原因になるのです。
したがってゴミを残してしまうと物件価値を大きく下げてしまいます。
ゴミ屋敷に限らず、通常の不動産の売却においてもゴミは残さないようにしましょう。
□一般廃棄物処理業者に依頼する
不動産として売却するためにゴミ屋敷を掃除してゴミを処分しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、一般廃棄物処理業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。
一般廃棄物処理業者とは、コンビニなどのゴミを収集してくれている民間事業者のことです。
費用は、トラック何台分のゴミがあるかなどによって決まります。
数万円で済む場合もあれば、数百万に至る場合まであるのです。
また利用する一般廃棄物処理業者を決めたら、費用の算出方法についてもしっかり確認しておきましょう。
□臭いを取らないと売れない
ゴミを処分したとしてもその不動産が売れるとは限りません。
なぜなら、家にゴミの臭いが染み付いてしまっているからです。
また臭いは部屋の床や壁だけでなく、建物の躯体部分にまで染み込んでいる可能性があります。
消臭リフォームという手段もありますが、時間が経つと共に臭いが再び発生してしまうこともあるのです。
場合によっては建物は解体し、土地だけを売却したほうが短期間で買い主が見つかることもあるでしょう。
ゴミ屋敷の売却は、臭いにも目を向けて、場合によっては解体してから売りに出すことを選択肢として考えましょう。
□ゴミ屋敷になった不動産を売却するまでの流れ
ゴミ屋敷の売却は一見すると困難に思えるかもしれませんが、適切なステップを踏むことで、スムーズに進められます。
ここでは、専門家への相談から始まり、ゴミ処理、解体・リフォーム、不動産会社との契約、購入希望者との交渉、最終的な売買契約まで、各段階を詳しくご紹介します。
1:不動産会社に相談
最初に行うべきことは、不動産の専門家との相談です。
この段階で、現状の物件がどのような状態にあるか、どの程度のリフォームが必要か、更地にして売却するべきか等の大まかな計画を立てます。
2:ゴミ処理の実施
物件の状態によっては、まずゴミの処理から始める必要があります。
処理後の状態を見て、更にリフォームの必要性を判断します。
3:解体やリフォームで価値を高める
物件が通常の住宅に近づくよう、必要に応じて解体やリフォームを行います。
特に臭いや汚れがひどい場合は、リフォームによって大幅に価値を向上させられます。
これには専門家の意見を仰ぎながら、最適なプランを立てることが重要です。
4:不動産会社との媒介契約
リフォームや解体後は、不動産会社に査定を依頼し、媒介契約を結びます。
5:購入希望者との交渉
物件の宣伝を通じて購入希望者が見つかった場合、不動産会社を通じて交渉が始まります。
この段階では、物件の状態を正直に伝えるとともに、価格や引き渡し条件など、双方が納得のいく条件で合意を目指します。
6:売買契約の締結と物件の引き渡し
最終的に購入者との間で売買契約が成立したら、契約に基づき決済を行い、物件の引き渡しを行います。
このプロセスを経て、ゴミ屋敷の売却は完了し、新たなスタートを切れます。
以上のステップを踏むことで、ゴミ屋敷状態の不動産も適切に売却し、再び価値のある物件へと生まれ変わらせられます。
専門家との連携を密にしながら、計画的に進めていくことが成功の鍵となります。
□ゴミ屋敷売却に伴う費用の全体像
ゴミ屋敷を売却する際には、さまざまな費用が発生します。
ここでは、清掃から解体まで、売却プロセス全体で考慮すべき主要な費用を解説し、資金計画の立て方についての有益な情報を提供します。
1:ゴミ処分にかかる費用
ゴミ屋敷の状態によっては、大量のゴミ処理が必要となります。
自分で処理する場合、粗大ごみのような特定のアイテムには処理手数料がかかることがあります。
また、プロの清掃業者に依頼すると、その量や間取りに応じて数万円から数十万円の費用が発生します。
効率的なゴミ処理とコスト削減のためには、自力でできる限りのゴミを処理し、残りを業者に任せることが1つの手段です。
2:臭い除去の費用
ゴミ屋敷の中では、時に強烈な臭いが問題となり、消臭作業が必要になることがあります。
オゾン消臭のような特殊な消臭作業を行う清掃業者もあり、この費用は数千円から数万円の範囲で変動します。
臭いの強さや部屋の広さによって費用が異なるため、事前の相談と見積もりが重要です。
3:解体費用
物件の状態によっては、解体して更地にすることが最適な選択肢となることもあります。
木造、鉄骨、鉄筋コンクリート造の建物によって坪単価が異なり、大体の相場は1坪あたり数万円からとなります。
これらの費用を総合的に考え、事前にしっかりとした資金計画を立てることが、ゴミ屋敷の売却プロセスをスムーズに進める上での鍵となります。
売却プロセスを通じて発生する費用には幅があり、事前の準備と情報収集が重要です。
計画に余裕を持たせ、予期せぬ出費にも対応できるようにすることで、売却プロセスを円滑に進められます。
□ゴミ屋敷を放置するリスクと早期対処の重要性
ゴミ屋敷を放置することは、多くのリスクを伴います。
放置することによる主なリスクとしては、放火の危険性、健康被害の可能性、資産価値の低下、そして近隣住民とのトラブルが挙げられます。
こうしたリスクを回避し、問題を解決するためには早期対処が必要です。
専門会社への相談も1つの解決策となります。
*放火の危険性
管理されていないゴミ屋敷は、放火犯にとって格好の標的となります。
ゴミの中には燃えやすい素材が多く含まれており、一度火が付くと瞬く間に燃え広がります。
このような火災は、ごみ屋敷だけでなく、近隣の住宅にも被害を及ぼす可能性が高いです。
*健康被害
ゴミ屋敷では、不衛生な環境が健康被害を引き起こす原因となります。
生ゴミの腐敗による悪臭はもちろん、カビやダニの繁殖がアレルギー症状を引き起こすこともあります。
このような状態は、居住者だけでなく、近隣住民にも悪影響を及ぼします。
*資産価値の低下
ゴミ屋敷を放置することで、家屋自体が急速に劣化し、資産価値が低下します。
害虫や害獣による被害が進行し、建物の構造自体が危険な状態になることも少なくありません。
また、近隣住宅の価値も下げてしまうため、結果的に広範囲にわたって経済的な損失を生み出すことになります。
*近隣住民とのトラブル
不衛生な状態は近隣住民との間でのトラブルの原因となります。
悪臭や害虫の問題は、周囲の住民からの苦情につながり、最悪の場合、法的な措置を取られることもあります。
これにより、精神的、金銭的な負担が増大します。
早期の対処と専門会社への相談が、これらのリスクを回避し、問題を解決するための最善の方法です。
ゴミ屋敷の問題は個人だけの問題ではなく、社会全体の問題でもあります。
一刻も早く対処することが、自身だけでなく、周囲の環境を守るためにも重要です。
□まとめ
今回はゴミ屋敷が売れない理由をご説明しました。
売りに出す前に、自分だったらこの不動産を解体かどうかを考えてみましょう。
また気になる所を見つけたら、修膳して売りに出してください。
この記事を参考に、所持している不動産を売却できるように準備を進めていきましょう。
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